フランス・パリのポンピドゥーセンター前にて。
ポルテ・ル・キモノ・プロジェクトはパリジェンヌにキモノを着せるプロジェクト。もともと、着付け師を目指して、日本で数年必死こいて勉強して、師匠の背中を追いかけて、写真スタジオや個人の着付けに走りまわり、国家検定一級もようやく手にしたものの、自分自身が着物を着る機会が本当に少ない事に気づく。そこで考えたのが「キモノを着よう!プロジェクト」着る機会がなければ、着れる機会を自ら作るしかないものだ。しかし自分一人で着てお出かけしても少し寂しいので「キモノを着せる!プロジェクト」として動き始めたのが、渡仏して1ヶ月過ぎた後の事。
30歳。人生最後のワーホリを利用してパリに行く事を決めた時、唯一頼りになる人がパリに住んでいた。2008年、右も左も分からないまま、遠く離れた島国・アイルランドに人生初のワーホリで上陸し、初めて出会った日本人の方である。私がパリに行く時は一緒にご飯を食べに行ってくれたり、ベルリンにも何度か遊びに来てくれた。10年間パリに住み続け、それはそれは大変苦労もされていたみたい。パリに移ってからはその人が沢山たくさん素敵なご縁を繋いでくれた。ご縁とは不思議なもので、人生の一瞬にたまたま出会った一人が、新たな友人を紹介してくれ、またその人が友人を紹介してくれて・・・とどんどん拡がっていったりするものだ。もちろん、自分の足で動いて、こんな人を探しています!と自ら声を上げていくのも必要不可欠。
フランスで身につけた新たな特技は「可愛い子には声をかける!」絶対的ナンパ術。バーで飲みながらどんだけ酔っ払っていても、ライブハウスで人目も降らず踊り狂っていても、駅のホームで電車を待っている時だって、可愛い子がいれば、その一瞬を逃す事は許されないのである。
そう、素敵なパリのキモノ写真をキメるのは可愛いモデルちゃんなのである。
こうして私のパリでの活動は素敵なキモノ写真を撮影するべく、可愛い子をナンパする。家から出れば常に可愛い子ちゃんウオッチング。そして時々着付け・・・てな具合でしたとさ。さぁ!大阪に戻って半年が過ぎました。コロナちゃんがまたまた暴れ出してなかなか外に出にくい雰囲気ですが、次の構想だけは広げつつ。
大江畳店 出店情報
和菓子と二十四節氣〜立秋〜