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レジ袋 from BERLIN

買い物袋やごみ袋。何を使うか?何回使うか?
我が家では資源ごみ用にポリ袋を使ってるけど、それ以外は極力土に帰るようなものか何回も使うか。

月から日本ではレジ袋の有料化が始まったことを遅ればせながら知る。

やっとか。と思った。
ドイツでは当然な感じやからそう思ったけど、日本におったほんの2年前までは自分も普通に無料でレジ袋貰ってたのに。
環境が変わると自分の普通も変わる。
たぶん今不便に思ってる日本におる人もすぐ慣れると思う。
私もこっちに来たときはエコバックを持たずに買い物にいって泣く泣く袋を買うことがあったけど、今はリュックに常備してるし
手ぶらで行ってしまったときは意地でもポケットと両手に抱えて持って帰る。
せこいけど、これは恥じることではなく、環境のことを前より考えるようになったからと思ってる。
ゴミになるものにお金を払いたくないのも事実やけど。
でも正直、環境先進国という壮大なイメージを持ってきたドイツに戸惑いを感じることも多々ある。
あれ?めちゃゴミ多いやん。あれ?めちゃプラスチック使ってるやん。使い捨て多ない?って。
でもそれはベルリンっていう「ドイツであってドイツでない」街ゆえかもしれんし、そんなベルリンでも日本よりかなりましと思う。
そういえば私は来た当初スーパーの野菜売り場で裸で売られてる野菜のを種類ごとに売り場設置の薄いビニール袋に入れて買い物をしてた。
でも間もなく身近に環境意識の高い人がいてたおかげで、今では少しでもビニール袋を使わないように、ゴミを減すように、工夫するのが普通になってきた。
パンを入れる袋は無料でパン売り場に設置してるけど、使った袋を持参して汚くなるまで何度か使う。
なるべくビニールにくるまれた商品を買わない。ゴミ袋ももう一回使ってから捨てる。
そんなせこいことをしながら環境に優しい自分に酔いしれることも出来るようになってたけど、
最近はそれを通り過ぎてなんかおもろくなってきた。
どこまでゴミ減らせるかな?って挑戦してるみたいで。
家から出るごみが少ないのは良いことやと思う。
買う時点で考えへんかったらゴミは減らんし、そういう買い物の仕方をみんながしたらメーカーはパッケージや商品の売り方を変え始めると思う。
ドイツではそういった考え方で買い物をする人は全く珍しくない。
それを商品開発にしっかり盛り込んでる企業も多い。
もちろん何も考えんと一番安いものを買う人もおるけど、自分もそんなときあるけど、
2回に一回意識して実行するだけでもめちゃめちゃゴミの量変わると思う。
一時帰国した時、レジでぼーっとしてたら商品を勝手にビニールに入れられてしまって慌てていりませんって袋から商品出して手で持って帰ったけど、
もうそんなことせんでよくなると思ったら、有料化はええことやな~と、思う。
ドイツでも大手スーパーが日本でいうコンビニのごとく増えてしまって絶対無駄な販売・消費・廃棄が増えてると思う。
いくらスーパーがエコに配慮した商品を売ってたとしても多すぎるし便利過ぎるから無駄に買ってしまうやん。そんでたぶんめっちゃ廃棄もしてると思う。
そんなんゆうても大阪の家の近所は半径100m以内にコンビニ4件って立地に住んでて、便利すぎてマヒしてたけど、、、やっぱり多すぎやと思う。

 

Berlinにも昔は平日もいっぱいあったらしいMarkt。
今はあってもほとんど週末だけやけど、時間が合えばなるべく農家さんや小売店さんが販売に来てるマーケットで買い物したいと思う。
大阪に帰っても、やっぱりなるべく空堀商店街の商店一軒一軒で野菜やら豆腐やらお米やら買物したいと思う。

建築設計室Morizo-

自然と向き合って培われた 日本の建築技術や使い込まれなお美しい天然素材をこよなく愛しています。
これらを活かして、じわっと感じる心地よさを目指したデザインを目指します。
建築設計に携わりもうすぐ30年。次のステップに向けて只今ドイツで修行中。

建築設計室Morizo-
内田利惠子
http://morizo-archi.com/index.htm
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