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君の手をとり、ダンスを踊ろう

先日久しぶりに友人に会った。

私はフランスから日本に戻って、今進めているプロジェクトの話をして、彼女の近況話を聞く。大学院を卒業して、結婚、そして2人の子供を出産した彼女。いつも勉強熱心な友人は妊娠中から産後にかけて保育士と宅建資格取得の勉強をし続け、子供が成長し手が掛からなくなったら、保育士になるか大学院でまた学びたい。と目を輝かせて夢を語る。

 

沢山の論文を読み、納得いかない不可解な問題についてはとことん追求して、声を上げることも厭わない。そんな彼女の口からは沢山の論が出てくるので、なかなか話は尽きる事がなくって、会う時はたっぷりと時間を取って、とても有意義な時間を過ごさせてもらっている。

 

私が今までやってきた事を元に、今後もこうやっていきたいのだ!といった類の思いは、時に進む方向が間違ってるんじゃないのだろうか。と頭をよぎりながらも、「いやいや、これで間違っていないのだよ。進むべき方向はこっちだー!」と自分に言い聞かせていたりもして。もはや自分自身を洗脳しているのでは?なはぁんて思う事があるのよね。かくかくしかじか。。。と語れば、「コンコルドの誤り」をご存知でしょうか?(気になる人は行動経済学「コンコルドの誤り」を要チェック!)その思考的にはコンコルドの誤りに当てはまるのかもしれないですが、あなたの今までの選択や行動は、きっと「ダンスを踊る」と言う選択をしてきているのだと思います。と言う彼女。「むむむ、それは一体どう言う事だろう?」と聞いてみると、「どんな曲がかかったとしても、その時々に、誰かの手を取り踊ってみる。曲が終われば、もう同じ人とは踊らないかもしれないし、次の曲では踊らないかもしれない。だけど、その時の直感で、ダンスを踊る。と言う選択をしてきていると思う。だからその選択は決して間違っていなくて、今まで沢山の曲で踊ってきたのではないですか。ちなみに私は結婚する時、今の旦那とダンスを踊ってみようと思ったので、結婚を決意しました。」とさ。むふ〜素敵な言葉ですね。

 

私の今までしてきた事はコンコルドの誤りではなかった!と自信を持って言える日が来る事を信じて。楽しい七五三の季節が近づいてきましたよ(o^^o)

 

着付技能士 パツコ

パツコ/岡田さお理
2008年〜アイルランド・ベルリン・大阪・パリと移り住みながら、現在は着付け師として活動しております。ハレの日もケの日も一番輝けるあなたである様に、一人一人のお客様に合わせたスタイリング・出張着付けを行っています。着物を着たい全ての人に、着付け教室・各種セミナーなどもご要望に合わせて承ります^ ^
一級着付け技能士。2020年現在は大阪滞在中!
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