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夜な夜な煉瓦を積む。

WASHITU Worksohpの準備が全然追いつかないのに、一日半もかかって煉瓦を積む。
 

はじめは木の板に目地を書いてレンガ色に着色したらいいかなと思ってたけど試作したらいまいち。

迷いに迷ったけどやっぱり煉瓦を模型サイズで作って積んでみることにしたら、やっぱり異常に時間がかかった。
何回行くねん画材屋さん。チャリンコで15分。最近唯一の外出先。ちびちびと模型材料購入。
古い倉庫をショップにした感じがかっこいい。
煉瓦の味わいもいい感じ。
向かいの倉庫はスーパーやドラックストアになってて
この感じもかっこいい。
でもやっぱりこの渋い感じが一番好きかも。。。。
バルサを5×12×2.5mmにカット。1000個以上必要。手がしびれる。。。
なんぼ測って切っても誤差が出る。サイズごとになんとなく分別
レンガ色に着色。ドライヤーで乾かして、吹き飛んで、拾って、吹き飛んで、拾って、、、、
色ムラを作るためにちょっと色の配合を変えてみたりしたけど、夜中に朦朧としながらの作業で、もう何してるかわからん。
やっと煉瓦積工事が始まったのはもう日が暮れたころ。1時間で2段というペース‥‥。
終わらん。やっぱりやめとこうかどうしようか、途中何回も思ったけど、ここまで来てやめれない。
ドイツ積み。じゃなくてフランス積み。にしてみた。
ピースの誤差を調整しながら積むもなかなかまっすぐ積まれへん。
実物の煉瓦積みはもっと大変。費用が高くなるのはや無負えない。
でも、煉瓦はメンテフリーで長持ち。古くなっても味があるし、廃棄後粉砕してリサイクルもできる材。
土を焼いてるだけの超原始的で素敵な素材。
そしてとびきりかっこいい仕上げ材。
和室に煉瓦。かっこいいと思う。
UTSUWAチームにはコストをかけれない今回の実物プロトタイプで採用を却下されたけど、いつかどっかで提案したかった。
模型なら自分で作れるし、煉瓦の街ハンブルクのイメージにも合うし、提案するならたぶんこのタイミングしかない!
と、自分に言い聞かせて取り掛かるも、やっぱり時間配分的に無理があった気がする、、、、
他の準備もまだまだあるのにあと4日。出来るんかいな。

建築設計室Morizo-

自然と向き合って培われた 日本の建築技術や使い込まれなお美しい天然素材をこよなく愛しています。
これらを活かして、じわっと感じる心地よさを目指したデザインを目指します。
建築設計に携わりもうすぐ30年。次のステップに向けて只今ドイツで修行中。

建築設計室Morizo-
内田利惠子
http://morizo-archi.com/index.htm
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